※切開生検とは..
手術による検査。傷跡が残る。
針生検では、ハッキリとした診断が出来なかったため、
切開して、しこりの一部を取る事に。
●4回目の検査 11/24(金)
切開生検 11:00~12:30 11,380円
外科の日帰り手術を受けました。
顔色や爪の色を見るため、化粧やマニキュアはダメ。
1階の乳腺外来で着替え。
パンツ一丁になり、手術着、その上にガウンを着る。
歩いて、2階の手術室へ。
左の手のひらに白いテープを貼り、
マジックで自分の名前を書き、それを読み上げる。
『患者の取り違えが起こらないようにしてるのね。』
シャワーキャップのような帽子をかぶり、手術台の上に仰向けに寝る。
「狭いですから、気をつけてね」
『なんだぁ、この手術台、ホントに狭すぎじゃね?』
右手の人差し指に脈拍計、左腕に自動血圧測定機、
左胸と右太ももに心電図用のセンサーを付ける。
準備OK。
ドクターを待つ間に、看護士さんが
「何か聴きたい曲はありますか?」と聞いてくれた。
『え~っ、リクエスト出来んのかよっ。病院も変わったなぁ』
「えっ?じぁ、Jポップがいいかな」と私。
「あるのは、徳永英明と...」
「徳永英明でいいですよ」
流れてきたのは徳永英明の「VOCALIST」。
これは、徳永英明が女性シンガーの
バラード曲をカヴァーしたもの。
1曲目の「時代」から始まって11曲目の「会いたい」まで
手術中、気を紛らわすために、左手の人差し指で
リズムを取り、頭の中でずっと歌ってました。
徳永英明が特別好きっていうわけじゃないけど、
彼の歌に救われた気がした。
局所麻酔をして、手術開始。
引っ張ったり、押し広げたりしてる感じは分かるし、
電気メスで焼き切ってる熱さも伝わる。
でもね、途中3回くらい麻酔が足りずに、
痛みで涙がにじんで来ましたよ。
「あっ、痛かった?ごめんね。」
『いってぇ~、こらっ××、お前も同じ事されてみろっ!』
そうなると、一気に全身が突っ張る感じ。
1時間弱の手術だったけど、疲れましたぁ。
組織検査のための切開なんだけど、
摘出したものを見せてもらった。
吉と出るのか凶と出るのか、運命の分かれ道...
乳腺外来へ戻って、診察室の後ろで着替えていたら、
診察室からこんな声が聞こえてきた。
「ご主人ですか?残念ながら奥様は乳がんです」
一瞬、着替えの手が止まる。
『ゲッ!マジ?聞こえてるんですけど...がんて...』
さっき、待合室にいた夫婦かぁ。
『そうかぁ、最悪の場合、残念ですがって切り出すのか』
結果が出たら、私はどう切り出されるんだろう...
『残念ですがって、言わないで欲しい』と祈りたい気持ち。
この日は、妹が送迎してくれた。
妹からの前日のメールには
「頼りないけど、こき使ってください」とあった。
うれしかった。ありがとう。
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